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第26回倉敷市長杯(その2)

 2019年2月24日、第26回倉敷市長杯決勝戦。
 決勝の相手は西宮IHC、今シーズン6戦6敗、先月の兵庫県民体育大会では1-2で惜敗している。
 試合前のミーティングで昨日の準決勝の勝因を分析。やはり先制点が大きい。一度は追いつかれたが、リードされたことはなく、先に得点したことでゲームを優位に進められた。今シーズンの西宮IHCとの対戦では常に先制され、一度も追い付くことができず、追加点を奪われている。とにかく先制点、先に得点して相手の焦りを誘いたい。今シーズン西宮IHCとは最後の対戦になるかもしれない。1シーズンで同じチームに7戦7敗なんて寝覚めが悪い。「最後まで諦めず、誇りと自信を持ってプレーしよう。優勝するぞ!」と気合を入れまくって試合開始。
 第1ピリオド、昨日体調不良を訴えたエースFW#4は、少しは回復した様子だが、本調子とは言えない。お互いに手の内は知り尽くしている。やはり#4へのマークが厳しい。7:50キル・プレーのピンチ。スペシャルセット投入し守りきったが、「揃った後が怖いアイスホッケー」という名言のとおり、10:00西宮IHCのホットライン(#7-#10)に得点される。またしても先制点を奪われた。前回の対戦は1点に泣いている。時間はあるものの、少しでも早く追いついておきたいところだが、攻め手を欠き、第1ピリオドは0-1で終了。シュートは2本、一方、西宮IHCも 4本と少ない。GKを中心によく守っている。いつも言っていることだが、2ピリはチェンジがしづらい。DFは引き気味にならずに、FWは1番手が抜かれたら2番手、3番手とプレッシャーをかけ続けること。シュートが少ない。相手を抜ききってから打とうとして止められている。打てるタイミングで枠内に打って、2発、3発と続けて打っていこうと指示して送り出す。
 第2ピリオド、20:22 キル・プレーのピンチ。21:54 双方ペナルティを侵したため、22:22を過ぎても試合が止まるまでイーブンにならない。試合が止まらずキル・プレーが続く。23:09 追加点を奪われる。今シーズン西宮IHCから3点を奪った試合はない。これ以上点はやれない。「下を向くな!早く(フェイスオフ・スポットに)つけ!」と激を飛ばす。このピリオドは相手に勢いがある。危惧したとおりDFが引き気味になってしまい、受けにまわってしまっている。D-Zoneからのクリアが弱い、自陣ブルーライン際の競り合いに勝てずパックを押し戻され、D-Zoneから出せない。苦しい展開が続く中、数少ないチャンスをものにする。26:58 FW#10がゴール!1点差に追い上げる。これで流れが変わるかと思いきや、28:28 ゴール前で痛恨のクリア・ミス。西宮IHCのエースFW#7に落ち着いて決められ。再び2点差。そのまま第2ピリオド終了。3分と短いハーフタイム、選手の顔を見る。諦め顔の者はいないが、守っている時間が長いせいかやや疲れが感じられる。「残り15分、最後まで諦めずにプレーしよう。1点取れば流れが変わる。頑張れ!」と励ます。
 第3ピリオド、押され気味の展開は変わらない。GKを中心によく守っているが全体的に動きが悪い。やはり疲れているのか?シュートも打てず見せ場を作れない。時間だけが過ぎていく。試合終了。第3ピリオドのシュート数は2本。これでは得点は奪えない。得点差は2点だが、内容は近畿大会(2-4)、県民体育大会(1-2)に及ばない。パックを圧倒的に支配され、D-zoneでのプレーが多かった。違う点は、前2試合は主力2セットで戦ったが、今大会は変則の4セットで戦ったこと。第3セット、第4セットの選手は出場機会こそ少なかったが準決勝、決勝とタイトなゲームを経験して何を感じたか?主力セットでプレーする仲間と何が違うのか?何が足りないのか?今後に期待したい。
 とはいえ、準優勝!今シーズン最高の成績。表彰式終了後の写真撮影の子供たちの笑顔は、悔しさを含んでいるのか、はたまた「次こそは。」と決意を新たにしているのか、どこかぎこちない。準優勝に満足してない子供たちの表情に成長を感じ、西日本大会で完全燃焼を目指す。