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2020 兵庫県民体育大会(小中学生の部)&兵庫U9親善クロスアイスゲーム

2020年1月18日、兵庫県民体育大会(小中学生の部)&兵庫U9親善クロスアイスゲームがピュアスポーツ柏原で開催されました。この大会は、小学生は4月の西日本大会予選、中学生は全日本少年アイスホッケー大会のチーム選考を兼ねた大事な大会です。また、小学3年生(9歳)以下の育成のため、クロスアイスゲームが同時開催されます。
兵庫県民体育大会は小学生の部のみ参加。西日本大会の出場枠は『1』!3チーム中1位にならなければ出場できません。ということで主力2セット+αの主力チームで臨みました。
試合前のミーティングでは、Sコーチから「練習したことしかできない。できることはチャレンジすること。失敗してもいい。成長の糧になる。次の失敗をしないために考えること。強い気持ちでプレーするように。今日は監督の誕生日、勝利をプレゼントしよう!」との話があった。私は「兵庫県の西日本大会の出場枠は『1』、昨年2位でも主催者枠で出場できたが今年はわからない。Sコーチが言ったように強い気持ちでプレーすること。いつも言っているが、自分を信じて、チームメイトを信じて、チームスタッフを信じて、自信と誇りを持ってプレーしよう!」と話した。
1戦目の相手は但馬ホワイトベアーズ、勝点が並んだ場合は得失点差勝負となるため、できるだけたくさん点を取って勝ちたいところ。
第1ピリオド、相手の寄りが早い。やや走り負けている。シュートは打っているが枠を外している。抜ききってから打とうとせず、打てるタイミングで枠内に打つように指示。13:52 DF#80がA-zone深くに持ち込み、コーナー付近からゴール前にセンタリング、CF#24がワンタイムで合わせて先制!第1ピリオドはこの1点のみ。Sコーチから「練習したことができていない。フェンスサイドからA-zoneにエントリーして相手DFを引き付けてディレーして2番手がサポートする、練習で何度もやった。動きを止めてレシーバーを探さない。自分が動くかパックを動かすか。どちらか早く判断すること。」との指示があった。私は「全体的に走り負けている。サボらない。手を抜かない。CF#4に2人チェックに来ている。裏のスペースに走ってパスをもらえば必ずフリーになる。声を掛けてサポートするように。」指示した。
第2ピリオドに入り、少しずつプレーにリズムが出始めた。5:05(20:05) FW#74がA-zone深くに持ち込み、コーナー付近からゴール前にセンタリング、FW#11が決めて2点目。5:51(20:51)にはFW#74のシュートリバウンドをCF#4を叩いて3点目。10:34(25:34)にはA-zoneコーナーのFW#1からゴール裏でパスを受けた4年生FW#12がゴール前に回り込んで技ありのゴール。ここでGKをSGK#29に交替。その16秒後の10:50(25:50)のはCF#4がA-zoneブルーライン手前からフリーで持ち込んで5点目を決めて、5-0で第2ピリオド終了。シュート数はここまで21本。A-zoneでゴール前に適当にパックを入れない。カットされてブレイクアウェーされる恐れがある。パスコースが無ければコーナーまで持ち込んでキープするように指示した。
第3ピリオドは、再三のスコアリングチャンスをものにできず、10:33(40:33)に1点を追加したのみ。6-0で試合終了。点差がついて試合が決まると試合終盤に失点する悪い癖があるが、この試合は最後まで気を抜かずに完封勝利。約1時間後の次戦に備えて休憩。
2戦目の相手は西宮アイスホッケークラブ、今シーズは1分け1敗、勝ててはいないが内容は互角、選手も気合十分、勝って決めたい!試合前のミーティングでは、Sコーチから「落ち着いてプレーすること。シュートは枠に打つ。A-zoneでゴール前に適当にパックを入れない。コーナーまで落ち込んでキープするように。」との指示があった。
第1ピリオド、1:43パワープレーのチャンス。惜しい展開もあったが得点は奪えず。足も動いており動きは悪くない。シュート数は7本、被シュート数は2本。GK#39も落ち着いてセーブしている。Sコーチより「サイドからはA-zoneに持ち込めている。ディレーしてサポート、練習でやったことをしっかりやるように。」との指示。私は「DFがサイドを突破されそうになっている。抜かれたときに備えてCFはミドルレーン深くまで戻ってサポート、もう1人のDFはゴール前に入ってくる相手FWをマークするように。」指示した。
第2ピリオド、1:52(16:52)までキルプレー。しっかり守って仕切り直し。このピリオドはやや劣勢、攻め込まれるシーンが多い。第2ピリオドはD-zoneからベンチが遠くなるためチェンジがしづらくなる。そんな中、エースCF#4がセンターライン手前でパックを奪いそのまま真っ直ぐにドライブ。バックチェッカーと相手DFに囲まれながらもシュート!パックは相手GKの股下を抜けてゴールへ!待望の先制点!#4がエースとしての気持ちで奪ったゴールにベンチが沸き立つ!勢いに乗ってもう1点といきたいところだがそうはいかない。逆に相手の攻撃の勢いが増す。D-zoneでの守りが長くなり、シュートを打たれると、FWがゴールに近づいていく。守りが小さくなり相手DFがフリーになる。苦し紛れのクリアパックは相手DFに取られて高めからシュートを打たれる。GK#39がセーブしたパックがゴール前に流れる。GKの反応が遅れている。パックの前のゴールはがら空き。そこへ相手FW、「ヤバい!」と叫んだその時、一瞬早くDFがコーナーにクリア。胸を撫で下ろす。第2ピリオドはシュート数3本、被シュート数は8本。GK#39を中心に守り切り1-0で終了。
ハーフタイム、選手の顔を見る。少し疲れているように見えるが目はしっかり前を見ている。大丈夫やってくれる。DFはD-zone中央付近でパックを持った時に、あわてて前にクリせずに、サイドに少し動いてフェンスにクリアすること。リムを使う場合は相手に追われてからではなく、フェンスに寄ったらすぐに強く打つように指示した。
第3ピリオド、動きは悪くない。落ち着いてプレーできている。5:18(35:18)パワープレーのチャンスは得点できず。しかし、慌てずにA-zone深くにパックを持ち込んでセットできていた。ほぼ互角の展開だが、やや押しているように感じる。11:26(41:26) この試合4回目のパワープレーのチャンス。ここで得点を狙って前がかりになると、カウンターを受ける恐れがある。残り時間を考えると無理せずにA-zone深くにパックを持ち込んでキープしたところ。タイムアウトがないので指示できない。氷上の選手に任せる。大丈夫、選手は理解している。得点はできなかったが、危ない場面もなかった。残り1分30秒、相手に6人攻撃を仕掛けるタイミングを与えたくない。時間が過ぎていく。残り15秒を切る、FW#74がちいさな体でパックをキープし続ける。ベンチではカウントダウンが始まる。試合終了!
県民大会優勝&西日本大会出場権獲得!ベンチのコーチ達と握手を交わす。
表彰式後の記念撮影、誇らしげ選手たちの笑顔。たった2試合だが、いつも惜敗しいている西宮IHCに対して1点を守り切って完封勝ちしたい意味は大きい。
ファイナルミーティングでは、Sコーチから「今日はGKに助けられた。まだまだプレーヤーの力が足りない。練習はやらされているのではない。ゲーム中に監督・コーチから言われたことをホッケーノートに書いて忘れないようにし、練習や試合前に見直すように。」との話が合った。私からは選手に対し「近畿大会は1回戦で負けて悔しい思いをした。西日本大会で良い結果が出せるように、しっかり練習すること。」また保護者の皆様には引き続き支援してくださるようにお願いした。
 同時に開催されたU9親善クロスアイスゲームも2戦2勝!9歳以下の選手はパックに群がりがちだが、ジェッツメンバーはしっかりとポジションを意識し、パスをする場面が多くみられた。今シーズンから9歳以下の指導をしているLコーチ(カナダ人)がいろいろと工夫してくれており、ずいぶん成長していることに驚いた。合同チームで参加する予定のU9全国大会(3月・横浜)が楽しみになってきた。
今日は私の〇歳の誕生日、メンバーを代表してキャプテン#4から「お誕生日おめでとうございます。」の言葉と共に表彰状を受け取った。
最高の誕生日、みんなありがとう!!