第17回岡山サマーカップ(小学生の部)

2019年8月10日、第17回岡山サマーカップ(小学生の部)が岡山国際スケートリンクで開催された。

この大会は参加10チームを5チームずつA・B2つのブロックに分け、ブロック内で各チーム2試合を行い、A・B各ブロックの勝点1位のチーム同士が決勝戦、勝点2位のチーム同士が3位決定戦を行う方式。同じAブロックには強豪・臨海ジュニアIHCがいるが対戦はない。2勝しないと決勝戦又は3位決定戦に進めないだろう。

初戦は松山オレンジホーネッツ。7月のヘルスピアカップでは26-0で快勝している。勝ち点が同じならブロック順位は得失点差が大きい方が上位となる。できるだけ点を取っておきたい。

試合開始1:02 #24が幸先よくゴールするもその後8:04まで得点できず、4-0で第1ピリオド終了。しかもすべての得点がノーアシスト。パックを持ち過ぎてしまい、ゴール近くでシュートすることになり相手GKに止められている。相手のプレイヤーはゴール前に固まっている。正面からのシュートは相手のプレイヤーに当たりゴールまで届いていない。わざわざ狭いゴール前に持ち込もうとせず、サイドからエントリーしてシュートコースが無ければ打たずにコーナーでキープするように指示した。

第2ピリオド、体も少し温まって動きは良くなり、余裕も生まれてパスも出るようになってきた。シュート13本で5得点。5得点中3点にアシストが付いた。9-0で第2ピリオド終了。得失点差を考えるともっと得点が欲しい。しっかりと狙ってシュートすること、ゴール前に入る者はリバウンをフォアハンドで素早く叩けるようにするためパックの動きをイメージするように指示した。

第3ピリオドはシュート25本14得点のゴールラッシュ、23-0で試合終了。FWは全員が得点。内容的には物足りないが、とりあえず1勝。

2戦目は岡山ブルーインズ。試合前の練習を見る限りでは、特に注意が必要なスキルの高い選手は見当たらないが、総合力のあるチーム、油断はできない。

第1ピリオド、岡山ブルーインズの出足がいい。全体的に押し気味に進めているが、攻めきれない。4:54にエースCF#4がゴールを奪うが、第1ピリオドはこの1点のみ。

第2ピリオド、GKをSGK#29に交代。20:53 #4が2点目を奪うが、その後は第1ピリオド同様攻めきれない。パックを奪われフリーでシュートされることもあったがSGK#29が好セーブで得点を与えない。2-0で第2ピリオド終了。SGK#29は7本のシュートをセーブ。パックが良く見えているようなので、このまま任せることにした。次の1点でゲームの流れが大きく変わる。先に取れば優位にゲームを進められるが、取られれば相手の勢いが増しゲーム行方は分からなくなる。立ち上がりの5分でペースを掴めるように落ち着いてプレーするように指示した。

第3ピリオド、32:48 パワープレイのチャンス。スペシャルセットを送り出す。33:30 #4が3点目を決めた。これで優位にゲームを進められる。ここで調子に乗ると足元をすくわれかねない。落ち着いてプレーして欲しいところだが、勢いが止まらず、34:27に#24が4点目のゴール。ゲームの流れをものにし、36:32に#4、40:07に#24、41:14に#4がゴールを決め、7-0で完封勝ち。第3ピリオドのシュート数は9対3、トータルシュート数は25対14。SGK#29は計10本のシュートをセーブした。第3ピリオド序盤までは僅差のゲームだっただけに、SGK#29にとって自信になったことだろう。「ナイスセーブ!」と声を掛けた。

グループ戦の結果、得失点差で臨海ジュニアIHCに及ばす、Aグループ2位となったため、Bグループ2位の香川ジュニアと3位を賭けて対戦することになった。香川ジュニアには7月のヘルスピアカップでも3位決定戦で対戦し、1-2で惜敗している。勝つためにやることは分かっている。香川ジュニアのエース#37を止めるだけ。FWがバックチェックして内側からどれだけプレッシャーをかけられるかが鍵になる。ブレードを合わせてフリーでシュートさせないようにすること。#37はスピードに乗ると速い。DFは少し早めに下がってミドルレーンに位置し、内側を抜かれてシュートされないように指示した。

第1ピリオド、やはり#37がDFポジションから持って上がってくる。FWのフォアチェックはあっさりとかわされ、バックチェックも遅れぎみだが、CFとDFがサポートして自由にはさせていない。しかし、7:20 DFが下がり遅れたところ突き抜けられブレイクアウェーとなり先制点を奪われる。不安視していた第3セット。エースCF#4をダブルシフトしてCFで起用しているが、A-Zone攻め込んでいたため戻れなかった。まだ試合は始まったばかり。このピリオドは得点することよりも追加点を奪われないようにしっかりと守るように指示。指示どおり守りきって0-1で第1ピリオド終了。シュート数は2対3とどちらも攻め切れていない。内容は互角、慌てずに#37をしっかりとマークしながらチャンスをうかがうように指示した。また、ホームチームなので相手のシフトを見てから選手交代できる。#37が出ていない時に第3セットを出すようにベンチスタッフに指示した。

第2ピリオド、GKをSGK#29に交代。前の試合で好セーブをして気を良くしているはず。期待して送り出す。第2ピリオドは立ち上がりから動きがいい。#37にもしっかり対応してシュートを打たせていない。攻守が目まぐるしく入れ替わる展開だが、ゲームの流れはこちらにあると感じる。この流れで同点に追いついておきたいと思っていた24:20、エースCF#4がゴール!同点!いい流れの中での得点。ここは一気に勝ち越したいところ。攻めてシュートを放つがゴールを奪えない。28:35 逆に追加点を奪われる。D-Zoneゴール右のコーナーでDFの寄りが甘くなり、そのままゴール右ポストサイドから押し込まれた。1-2で第2ピリオド終了。シュート数は8対3、押し気味の展開だっただけに2失点目が悔やまれる。まだ15分ある。慌てることない。最後までやるべきことをしっかりやるよう指示。正GK#39に交代しゴールを任せる。

第3ピリオド、パワープレイが40秒残っている。スペシャルセットでスタートするも得点を奪えず。36:30 #37に3点目を決められる。DFは内側で守っていたが、やや外側ミドルから打たれた。GKのキャッチの上、クロスバーを叩いてそのままゴールへ。敵ながら素晴らしいシュート。これは止められない。この1点は重いが下を向いている暇はない。1点差になれば、第3ピリオド終了2分前からストップタイムになる。時間を上手く使って逃げ切らせないためにもとにかく1点が欲しい。攻守の切り替えが速い好ゲーム、時間が過ぎていく。43:10 エースCF#4がA-Zone右サイドからエントリー、ゴール前に走り込んだFW#11にパス。#11がレシーブをファンブルするもかろうじてシュート。ゴール!1点差。残り時間1分50秒。ここからストップタイムになる。なんとか追いつきたい。スペシャルセットを投入。6人攻撃のタイミングを計るもA-Zone深くに持ち込めない。6人攻撃をかけられずにタイムアップ。ヘルスピアカップと同じく1点差で惜敗。一度は追いついたが、一度もリードを奪うことができなかった。とはいえ、ヘルスピアカップの時は全体的に押されている感じであったが、今回は押し気味の時間帯も多く、トータルシュート数は18対13と上回った。チャンスを確実にものにする勝負強さとゴールに対する執着心が足りないと感じた。日頃の練習から意図のあるシュートを打つようにしなければならない。

試合終了後、悔しくてスティックを氷に叩きつける者、だらだらと整列する者があった。アスリートとしての評価は敗れた時の態度で決まる。対戦相手、レフリー、ゲームオフィシャル、リンク関係者、チームメイト、チームスタッフ、チーム関係者、アイスホッケーに関わるすべての人々に敬意を持ってプレーすること。そして常に自分を支えてくれている両親には最大の感謝をしてもらいたい。多くの人の支えがなくては何もできないことを肝に銘じて取り組んで欲しい。