第19回三木町長杯(小学生の部)

 2019年11月16日に香川県のトレスタ白山アイスアリーナにて第19回三木町長杯(小学生の部)が開催されました。中国・四国地方のチームを中心に8チームが参加。11月に入ってすでに4試合を消化。12月中旬の近畿大会に向けて内容のある試合をしたいところ。
 この試合の『チームの目標』を選手全員に確認したところ、やはり「声を出す。」「パスを繋ぐ。」といった声が多い。直近4試合も同じことを口にしたが、できなかったから同じ目標なのか、できたがまだまだ足りないと感じているのか。試合ごとにパスに対する意識は高くなっているように感じるが、パスを出した後どう動くか、次のポジションに素早く動いているか、パスを受けた後どう動くか、ドライブか、パスか、シュートかといった次の動きのイメージを持ってプレーすればさらにプレーが繋がるとアドバイスした。
 1回戦の相手は福山・ANZU・山口合同チーム。試合前の練習を見たところ、#97が体は小さいが切れのある動きをしている。
 第1ピリオド、氷の状態が良く、滑りすぎてパックが手に付かない様子。パスしてもレシーブが流れたりしてリズムがつかめない。6:25 3rdラインのDFに入っている#4がD-zoneからひとりで持ち上がって先制点。13:24 にも#4が得点し2-0で第1ピリオド終了。攻めてはいるがシュート数は4本と少ない。チーム目標のパスもレシーブが甘く次のプレーに繋がっていない。ゲームはリードしているので落ち着いてプレーするように指示した。
 第2ピリオド、GKをSGK#29に交替。相変わらず攻めきれない。5:37(20:37) またも3rdラインのDFに入っている#4がD-zoneからひとりで持ち上がって3点目。8:35(23:35)と11:24(26:24)に警戒していた#97に得点され1点差。2失点ともに簡単に抜かれている。13:20(28:20) #4がD-zoneからひとりで持ち上がって4点目。4-2で第2ピリオド終了。3rdラインのDF#4がひとりで持ち上がって得点しているということは、3rdラインのFWが走ってパスを要求していないから。また、1st,2ndラインは簡単にパックを奪われてクリアされている。パックキャリヤー任せにせず近くで声を出してサポートするように指示した。
 第3ピリオド、GKを正GK#39に戻す。3:40(33:40) #24がD-zoneからひとりで持ち上がって5点目。4:26(34:26) #4がN-zoneからひとりで持ち上がって6点目。12:42(42:42)DF#21がA-zoneブルーラインからシュートを決めて7-2で試合終了。レシーバーが声を出してアピールしていないのか、見えていない(見ていない)のか、パスを出す気がないのか、ゲームには勝ったがチーム目標とは程遠いプレー。シュート数も18本と少ない。「チーム目標を達成するために自分にできることは何か?」を次戦までに考えておくように伝えた。
 準決勝の相手は倉敷ジュニアIHC。7月のヘルスピアカップではPSSで勝利している。
 試合前のミーティングでは、あらためてチームの目標を確認。『パスを繋ぐホッケー』をするのであれば、「パックキャリヤーの気持ちになって、どこに動いたらパスが出しやすいか?」パスをした後の動き、レシーブをした後のプレーをイメージして周りをよく見てプレーするように指示した。
 第1ピリオド、動きは悪くない。4:55 3rdラインのDFに入っている#4がD-zoneからひとりで持ち上がって先制点。先制したとはいえ同じ得点パターンに素直に喜べない。6:05にはパワープレーのチャンス。スペシャルセットで攻めるも得点できず。その後も攻め手を欠き、1-0で第1ピリオド終了。シュート数は6本と少ない。倉敷ジュニアのGKはスキルが高い。1発では決まらない。正面から打とうとせず、角度を付けて打ってリバウンドを狙うこと。パスの意識は感じるが、コミュニケーションが取れていない。パスを出す方、受ける方ともにアイコンタクトを心掛けるように指示した。
 第2ピリオド、GKをSGK#29に交替。1:50(16:50)のパワープレーのチャンスは決められず。8:40(23:40) またも#4がD-zoneからひとりで持ち上がって追加点。3rdラインにおいては#4のスキルが抜けており、他のプレイヤーが絡めないのはある程度仕方がないと思うが、1STラインで連携した形での得点がないのは問題。2点リードしゲームは優位に進められている。攻撃に課題はあるが、守りは安定している。次の1点が重要。早い時間帯に失点しないように、特にピリオドの立ち上がり5分に注意するように指示した。
 第3ピリオド、6:00(36:00)のパワープレーもものにできず、逆に7:58(37:58)にA-zoneセンター付近でパックを奪われ、下がり遅れたDFがふたりとも振り切られてゴールを決められる。1点差となりGKを正GK#39に再交替。「大丈夫。まだ1点リードしている。落ち着いてプレーしよう。」と声を掛ける。8:50(38:50) この試合4回目のパワープレーのチャンスも得点できなかったが、残り時間をしっかり守り切って試合終了。被シュート数は9本に抑えたので、守りについては機能したと思うが、攻撃は2試合9得点のうち7得点が#4が持ち込んでの得点。残りの2点もアシストなし。パスやリバウンドによる得点が全くない。次の決勝戦は#4は厳しくマークされることは間違いない。他のメンバーがどれだけ頑張れるか。チーム力が試される試合になる。まずは体を休めるように伝えた。
 決勝戦の相手は香川ジュニアIHC。7月のヘルスピアカップでは準決勝で対戦し、1点差で敗れている。リベンジしたいところ。香川ジュニアの絶対的エースは#37。スピード、パワー、テクニックどれもレベルが高い選手。彼を抑えないと勝利はない。
 第1ピリオド、SGK#29を先発で起用。選手も気合いが入っている様子。しっかり走ってフォアチェック、バックチェックでプレッシャーをかけている。3:09 パワープレーのチャンスを得るがA-zone深くまで持ち込むことすらできずシュートも打てない。8:16 香川#37に持ち込まれGK右肩口に見事なシュートを決められる。GK#29に「シュートが良すぎた。気にするな!」と声を掛ける。10:55 2度目のパワープレー。1度目同様攻められない。逆に12:01 香川陣ブルーライン付近から香川#37が放ったクリアパックがGK#29のステッィクを弾いてそのままゴールへ。強いクリアだったとはいえまさかの失点。これ以上失点はできない。正GK#39に交替。2-0で第1ピリオド終了。シュート数はお互いに3本ずつ。3本で2点奪われている。どこからシュートが飛んでくるかわからない。気を抜かないように。相手の寄りが早い。中に抜きにいってカットされている。パックキャリヤーは外からエントリーして、フォローする選手は中からサポートすること。「まずは1点返そう!」と激を飛ばす。
 第2ピリオド、押され気味だが決定的なチャンスは与えていない。こちらも同様。香川#37は3シフトに1回休んでいる。香川#37が休んだときに3rdラインを出場させ、DFに入っている#4にカウンターで狙わせる作戦。決勝戦となれば形にこだわってられない。1点入ればゲームの流れが変わる。しかし11:44(26:44) 自陣ブルーライン手前から香川#37が放ったシュートがGK#39の肩口に突き刺さる。油断していた訳ではないだろうが痛い失点。まだ時間はある。1点ずつ返していくしかない。#4が持ち込んで相手GKと1対1になる場面もあったが決められない。3-0のまま第2ピリオド終了。シュート数は4本と少ない。打てないのか、打たせてもらえないのか。シュート力の無さを痛感する。残り15分、早い時間に1点取れば相手も焦るはず。最後まで諦めずにプレーしてもらいたい。
 第3ピリオド開始早々0:24(30:24)にパワープレーのチャンス。何としても得点したいが、香川#37を中心に手堅く守られ得点できない。今日3試合目、さすがに疲れが見える。1点入ればアドレナリンが出て疲れも感じなくなるのだが、攻め込まれるシーンも多く、時間の経過とともに足が動かなくなってくる。結局得点できず、3-0で試合終了。香川ジュニアは3試合すべて失点なしの完全優勝。称えるほかない。3失点のうち2点がまさかの失点。逆にこちらは相手GKとの1対1を2本止められている。毎試合痛感する『決めの差』。春の練習からミドルレンジからの強いシュートを打つことを目標にシュート練習を行ってきた。フリーではまずまずのシュートが打てるようになってきているが、ゲームの中でプレッシャーを受けると打ちきれない。FWのゴールに対する執着心、ゴール前での粘りも足りない。7度のパワープレーで無得点など、課題は多いができないことは何ひとつない。
 『焦らず、慌てず、諦めず。』さらなる高みを目指して選手とともに歩む。