2019年8月13日~14日、ヘルスピア倉敷にて夏合宿を実施した。
ヘルスピア倉敷での夏合宿は一昨年から3回目。今年は宿泊施設とリンクが押さえられず、1泊2日のミニ合宿となったが、13日は朝氷上3時間、夕方陸トレ1時間、夜氷上1時間半、14日は朝氷上3時間のハードスケジュールであった。
今回の夏合宿には高校生から小学3年生までの31名が参加。
夏合宿はこれまで、オフシーズンということもあり、スケーティングを中心とした基本スキルの向上に重点をおいた練習を行うことが多かったが、今回はパックを扱う練習を中心にし、ゲームを意識した動きをイメージさせる練習にした。朝の3時間練習では、最初の1.5時間はパックハンドリング、ランニングパス、シュートを中心とした練習を行い、後の1.5時間ではブレイク・アウト、NZリグループからのAZエントリーを練習し、ゲーム形式の練習でポジショニングの確認を行った。特にシュートは試合の度に痛感する『シュート力の無さ』を克服するため、パックをいつでもシュートが打てるポジションでハンドリングしながら足を止めずに強いシュートを打つことに力を入れた。また、同じスタイルの練習で1on0→1on1→2on1→3on2と人数を増やし、より実践的な動きに近付けていった。また、ブレイク・アウト、NZリグループからのAZエントリーには時間を割いた。短期間に集中して基本的な動きを反復練習できたため、ブレイク・アウトからのAZエントリーの動きは見違えるほど良くなった。ただし、チェッカー無しのノープレッシャーにもかかわらずパスミス、レシーブミスが多い。引き続き練習を繰り返して精度を上げていく必要がある。
ゲーム形式の練習では、1シフト50秒程度とし、シフト毎に気付いた点を指導した。また、50秒以内にシュートを打つことを課題としシュートの意識を高めた。中学生には50秒以内にシュートが打てなければ腕立て伏せと腹筋を課した。相手が小学6年生2人とコーチ3人であったにもかかわらず、なかなかシュートが打てず腕立て伏せと腹筋の回数ばかり増えていったが、最後のシフトでは素晴らしい動きを見せてゴールを奪い、やればできるところを見せてくれた。
GKは、2人が参加したが、GKコーチからみっちり指導を受けた。
今回は短期間の合宿だったが、参加者全員がレベルアップできたように感じた。この合宿で習得したことをしっかりと自分のものにするためには、学んだことを意識して引き続き練習するしかない。合宿後の練習で合宿中と同じ注意をされるようでは意味がない。すべては自身の意識次第であることを理解して、さらなるレベルアップを目指してもらいたい。
『与えられるものは有限、求めるものは無限。』
(平昌オリンピック スピードスケート500m金メダリスト 小平奈緒さんの言葉)
最後になりましたが、ミツワバス様、山陽ハイツ様、ヘルスピア倉敷様、保護者の皆様、お世話になりましたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。