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第10回兵庫チャレンジカップ

 2019年11月2日に神戸ポートアイランドSCにて第10回兵庫チャレンジカップが開催された。小学生は8チームが参加。この大会は本格的にシーズンに入って最初の大会。しかも神戸ポートアイランドSCは当チームのホームリンク。ホストチームとして頑張らなければ。
 この大会から新しい試みを始めた。試合前のミーティングで全員が『個人の目標』と『チームの目標』を発表するというもの。
 『個人の目標』はただゲームに参加するだけではなく、どうすれば目標を達成できるのかを考えてプレーすることを目的としている。
 『チームの目標』は全員の思いを共有し、その中からこの試合の『チームの目標』を決め、目標達成のために自分がすべきことを考え、チームがひとつになることを目的としている。
 この試合の『チームの目標』は、「声を出すこととパスを繋ぐこと。」声を出すのはどんな時?どうすればパスが繋がる?自分の言葉で話し、みんなで考えて試合に臨む。
 1回戦の相手は岡山ブルーインズ。試合前の練習ではキャプテンを中心に声を出してスケーティングしている。この声が試合中の効果的な声かけに変わればいいが…。
 第1ピリオド、少し気合いが空回りしている感じでパックが手に付かない様子。パスをしようという意識は感じるが、ややレシーバーとの意思の疎通を欠いており、うまく繋がらない。第1ピリオド終了間際の14:14 D-Zoneでのフェイス・オフをきれいに取られてシュートされ失点。素早くリリースされ、コースもいいシュートだったので仕方がない。0-1で第1ピリオド終了。パスを繋ぐ意識は感じるが、レシーバーがしっかり声を出してアピールできていない。チームの目標を思い出そう!と伝えた。
 第2ピリオド、1:20(16:20)にD-Zone 右45°のフェンスサイドでFW#11が出したパックをCF#4が拾い、相手DFを振り切り、GKとの1on1を落ち着いて決めて同点。CF#4が声を掛けてサポート、FW#11にアシストが付かなかった?のは残念だが、声を出してパックが繋がった得点。試合は振り出しに戻り、「ここから!もっと声を出してサポートしていこう!」と声を掛ける。ベンチのムードは良くなったが、ここから追加点を奪えず、カウンターで攻め込まれる場面も。13:11(28:11) DFが下がり遅れて相手FWに抜け出される。何とか追い付いたもののホールディングのペナルティとなり、相手にペナルティ・ショットが与えられる。GK#39に託す。岡山#71ゆっくりスタート。まっすぐゴールに向かって行き、GK#39の左下ポストサイドに放たれたシュートは一瞬止まったように見えたがそのままゴールの中へ。GK#39はしっかり反応していたが、やや下がり過ぎていたため、ぎりぎり足が届かなかった。ロス込みの試合のため、ほどなく第2ピリオド終了。1点負けているがスコアリング・チャンスは作れている。時間はある。慌てずにプレーすること。パスは繋がっているが、パスの後の押し上げが遅く、パック・キャリヤーがひとりになっている。もう一度自分がパスを受けるぐらいの気持ちでサポートに走るように指示した。
 第3ピリオドからGKをSUBGK#29に交替。早めに追い付いておきたいところだが、2:36(32:36)に3点目を奪われる。この1点は痛い。4:34(34:43)パワープレーのチャンス。スペシャル・セットを送り込み攻撃するも得点を奪えず。焦りからか単独で持ち込むシーンが多くなり攻撃が単調になる。エースCF#4もフェイントのパターンを読まれているのか相手DFを抜くことができない。サポートするFWが走っていないため、パックを奪われ簡単にクリアされてしまう。どんな形でも1点入れば流れが変わるのだがリズムがかみあっておらず得点できない。13:55(43:55) D-ZoneコーナーでDFがかわされ、ゴール前のDFもコーナーに寄ってしまいゴール前の相手FWがノーマークになり、パスから4点目奪われ万事休す。1回戦敗退となった。
 試合前に掲げたチームの目標「声を出すこととパスを繋ぐこと。」は達成できただろうか?何ができて、何ができなかったのか?どうすればいいのか?課題は自分たちで見つけて、考えて課題に取り組む。失敗と成功を繰り返して成長していく。1週間後に兵庫県小学生選抜代表チーム選考会がある。休んでいる暇はない。行動あるのみ。