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2019 兵庫県民体育大会

 2019年1月19日、兵庫県民体育大会(小中学生の部)&兵庫U9親善クロスアイスゲームがピュアスポーツ柏原で開催されました。
 この大会は、小学生は4月の西日本大会予選、中学生は全日本少年アイスホッケー大会のチーム選考を兼ねた大事な大会です。また、小学3年生(9歳)以下の育成のため、クロスアイスゲームが同時開催されます。
 兵庫県民体育大会は小学生の部のみ参加。西日本大会の出場枠は『1』!3チーム中1位にならなければ出場できません。ということで主力2セット+αの主力チームで臨みました。
 1戦目の相手は但馬ホワイトベアーズ、昨年12月の円山川公苑カップは負けているだけに油断はできません。また、勝点が並んだ場合は得失点差勝負となるため、できるだけたくさん点を取って勝ちたいところです。選手も『負けられない戦い!』と意識していたようで、いつも苦手な朝イチの初戦にもかかわらず第1ピリオドから猛攻をみせ8得点。終わってみれば、16-0で快勝!気持ちを切らさず、次の大一番へ!
 2戦目の相手は西宮アイスホッケークラブ、今シーズン5戦5敗も約1月前の近畿大会での対戦では2点差で敗れたものの内容は互角、チームの状態も良く、「今度こそは!」と選手にも気合いが漲っている。
 第1ピリオド、シュート17本を浴びるも4年生GK#39を中心に全員で守り失点0。こちらのシュートは3本、攻め込むもののシュートまでもっていけない。攻守の切り替えが早く、全体に押され気味の展開ながらも内容は良い。我慢して少ないチャンスをものにするしかない。
 第2ピリオド、19:38 先制される。まだ試合時間は半分以上残っている。気落ちしている場合じゃない。このピリオドのうちに追いつきたいところ。ところが、27:38、29:15にペナルティを侵しピンチ!ここもGKを中心に何とか守り切り、0-1で2P終了。
 第3ピリオド、2Pのペナルティが1分15秒残っており、キル・プレーで開始。しっかり守ってリセットしたいところ。が、猛ラッシュをかけられゴール前の混戦から押し込まれて失点。このプレーで唯一のGKが肩を負傷。肩の痛みと失点の悔しさからか泣きじゃくり立ち上がれない。コーチと二人で声をかける。GKに「無理なら言え。」と伝えた。キツイ言い方だが、レフリーも対戦相手も待ってくれている。あまり時間はかけられない。GKから泣き声が消えた。顔を上げて立ち上がる。「いけるか?」GKが頷く。試合再開。選手全員に「体を張ってGKを守ってやれ!」と発破をかける。GKの闘志が伝わったのか、ここから選手の動きが変わる。そして34:33 #24のセンタリングをゴール前でフリーになった#74がゴール。4年生コンビの活躍で1点差!ベンチが勢いづく。一進一退の攻防が続く。1点差に迫ってからは攻め込む展開が多いがゴールが遠い。14:32 GKをあげて6人攻撃を仕掛けるもゴールを割ることはできずタイム・アップ。
 選手はプライドを胸に最後まで諦めずに懸命にプレーしたが、またしても勝つことはできなかった。1点差、この1点の持つ意味は大きい。西日本大会出場を逃した。
 どうしたら勝てるのか?何が足りないのか?その答えはわかっているつもり。わかっているならどうして?自問自答する。
 『勝てば選手の手柄。負ければ監督の責任。』自分に言い聞かせる。