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第12回アクアリーナ杯

2019年3月10日、第12回アクアリーナ杯が京都アクアリーナで開催されました。

この大会は、京都ジュニアワイルドビーズさんの主催で、中学生・小学生A(4~6年生)・幼年(3年生以下)の部に3チームが参加し、それぞれ2試合を行います。

この大会には10年位前は参加していたと思うのですが、その後はスケジュールが合わなかったり、中学生チームが編成できなかったりしたため参加できませんでした。この度、久しぶりに京都ジュニアワイルドビーズさんが声をかけてくださり、小学生Aと幼年の部には単独で、中学生4名は臨海ジュニアさんに入れていただいて参加しました。この大会には愛知県の強豪チームである中日クラブさんが参加しています。普段は対戦することのない強豪チームとの対戦、楽しみです。西日本大会を前に勝ち負けよりも内容にこだわりたい。選手にはこれまで積み上げてきた自分たちのホッケーをしようと声を掛けました。

小学生A(4~6年生)の初戦は中日クラブ。GKを含めて26人がエントリーされていますが、立ち上がりは変則の3セット回しという感じ。ずば抜けて『上手い!』という選手はいないが、全体に安定しており、しっかりと周りを見てプレーできる選手が多く、よく訓練され、理解しているなと感じるチーム。うちの選手にも見習ってほしい。

試合は、第1ピリオドは6:54、8:00、8:14と立て続けにゴールを奪われ、シュート数は1本対12本。ハーフタイムでFWは内から外にアングリングにてバックチェックし、内側からプレッシャーをかけること。DFは慌てて適当にクリアせずに落ち着いてプレーするように指示したが、第2ピリオドに入っても流れは変わらず、13:08、24:22、25:11に得点され0-6で第2ピリオド終了。シュート数は2本対19本。6失点のうち4点を2人の選手(#71,#77)に奪われている。この2人を止めないとどうにもならない。第3ピリオドは中日クラブが余裕を見せてベンチ入り選手全員でシフトしたこともあり失点はゼロ。26:45と34:44にエースFW#4が意地を見せてゴールし2-6で試合終了。

この試合は、主力メンバーだけではなく、ベンチ入り全員をシフトして4セットで戦ったが、6失点のうち4点を主力の第1・2セットで奪われている。力のある相手に対して自分たちのホッケーが全く通用しなかったのなら仕方がないが、そうではない。やるべきことをやっていれば防ぐことができた失点もあった。力が上の相手に対しては個の力では対抗できない。個の力を結集しチームとして対抗する必要がある。次戦はチーム力を見せて欲しい。

小学生A(4~6年生)の2戦目は京都ジュニアワイルドビーズ。今シーズンの対戦では負けがない相手に対し、自信があるのか各選手が勝手に動いて、ひとりでホッケーしている。攻め込んではいるがゴールは奪えず、逆にカウンターでピンチになることも。0-0で第1ピリオド終了。不甲斐ない内容にハーフタイムで激を飛ばすも響かず、第2ピリオド開始直後の13:49に失点、さらに17:29に追加点を奪われる。ここからどう立て直すか?チーム力が問われるところだが、ここでもエースFW#4が個人技で21:56と23:43に得点し同点に追いつき、2-2で第2ピリオド終了。第3ピリオド、#4以外のFW陣に期待したが叶わず、34:19に#4が得点、34:37にDF#87が得点。第3ピリオドだけでも失点0に抑えたかったが、35:34に失点、結局4―3で勝利したものの内容の乏しいゲーム。西日本大会に不安の残るゲームとなった。

一方、幼年の部はフルリンクの試合に慣れることと楽しむことを目標に試合に臨み、中日クラブに1-6、京都ジュニアワイルドビーズに8-0の結果。当チームの次期エース候補#12が5G2Aと9得点中7得点に絡む活躍を見せた。アトム杯での活躍に期待したい。

全体と通して、中日クラブの選手のプレーに対する意識の高さが印象に残った。「今自分が何をすべきか。また自分に何ができるのか。」を考えてプレーしているように感じた。逆に当チームの選手は何をしていいか分からず、行き当たりばったりのプレーになっていることが多い。個々のスキルは一朝一夕には向上しないが、プレー中もベンチでも意識を高く持っていればプレーの質は向上する。小学生Aのメンバーは、この2試合の内容をどう感じたか?西日本大会までの数回の練習に注目したい。